2025.07.07 - ITコラム
こんにちは。Rです。 私は、普段インフラエンジニアとして仕事をしているのですが、
ぱっと「インフラエンジニア」と聞いてもIT業界に関わりのあまりない人には
これってどういう仕事なんだろうという人も多いかと思います。
なので、今回はインフラエンジニアとはどういう仕事なのかということを簡単に書いていきます。
皆さんが毎日使っているWebサイトやアプリ。
その裏側には、24時間365日、安定して動かすための「仕組み」があります。
その仕組みをつくり、支えているのが「インフラエンジニア」です。
たとえば、アプリを動かすためのサーバや、世界中と通信するためのネットワーク。
こういった“土台”がなければ、どんなに素晴らしいアプリも動きません。
インフラエンジニアは、そうした 「目に見えないけど、なくては困るもの」 をつくる仕事です。
インフラエンジニアの仕事は、利用者には直接見えません。
でも、どの会社のITサービスでも、まず最初に「土台=インフラ」を整える必要があります。
建物で例えるなら、普段IT業界でも目にすることが多い
アプリ開発が「内装工事」だとすれば、インフラは「基礎工事や配線・水道」。
何かを作る前にまず必要とされる仕事です。
インフラは、普段はあまり意識されません。
ですが、サーバが止まったり、ネットがつながらなくなったりしたとき、
真価を発揮するのがインフラエンジニア。
原因を調べ、影響を最小限に抑え、素早く復旧する。そんな冷静さと対応力も求められます。
アプリを動かすには、プログラムを置く“箱”が必要です。その箱がサーバ。
物理的な機械のこともあれば、クラウド上にある仮想サーバのこともあります。
サーバエンジニアは、このサーバを準備し、設定し、
安定して動かせるように整える役割を担っています。
OS(オペレーティングシステム)の設定や、必要なソフトウェアの導入など、細かい作業も多いです。
離れた場所にある機器同士をつなぐ「道」がネットワークです。
通信速度や安全性を考慮して、どうつなぐかを考えるのがネットワークエンジニアの役割です。
たとえば、社内システムやWebサービスが正しく通信できるよう、
ルーターやスイッチの設定を行ったり、通信が混まないような設計をしたりします。
ユーザー情報や商品データなど、アプリが扱うあらゆる情報は「データベース」に保存されます。
そのデータを安全かつ効率的に管理するのが、データベースエンジニアの仕事です。
データベースの設計やチューニング(処理速度の最適化)、バックアップの仕組みづくりなど、
地道ながら重要な業務を担います。
サーバやアプリ開発者と連携しながら、データの信頼性を守っています。
最近では物理的なサーバよりも、「クラウド」と呼ばれる仕組みを使うことが主流です。
Amazon Web Services(AWS)などを活用し、柔軟に環境を作る仕事がクラウドエンジニアです。
必要に応じてすぐに増減できるインフラを構築できるため、
サービスの立ち上げやスケーリングにとって非常に重要な存在です。
使える資源とお金を照らし合わせて最適な運用を考えることができるのも
クラウドエンジニアの魅力の1つです。
どんなに良いサービスでも、安全でなければ使ってもらえません。
ウイルスや不正アクセスからシステムを守るための対策を講じるのが
セキュリティエンジニアの役割です。
ファイアウォールやアクセス制御、ログ監視など、
攻撃から「守る」ためのさまざまな仕組みを構築・運用しています。
設定や監視、トラブルの原因調査など、地道な作業が多いのがこの仕事。
ひとつひとつ丁寧に取り組める人に向いています。
趣味的な話でいうとプラモデルを作ったり、料理をレシピ通りに作るのが好きな人も向いていると感じます。
目立つ仕事ではないかもしれませんが、多くの人の「当たり前」を支えています。人の役に立つことにやりがいを感じられる方にぴったりです。
エラーや障害の原因を探るには、「なぜこうなったんだろう?」という視点が欠かせません。
探究心のある方には、とても面白い世界です。
中には24時間動作しているシステムなどで時間が迫る中エラーや障害を調査するような
難易度が高いことも対応したりする場合もありますが、 その分解決できた時の達成感は
格別と感じます。
インフラエンジニアの仕事は、表には出にくいかもしれません。
でも実は、誰かの毎日を支えている、すごく大事な仕事です。
トラブルに立ち向かい、問題を解決し、安心して使えるサービスを裏で支える。
静かだけど、確かな技術と責任感が求められる仕事です。
そんなインフラエンジニアという仕事に、少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。
それではまた。